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2022/08/25
フランス文化
商品紹介

プロヴァンス銘菓『 Calisson カリソン 』&フェーヴ『甘いフルーツ』

 

Bonjour!レザベイユ南青山です。

 

8月23日(火)まで出店しておりました、ジェイアール名古屋タカシマヤ様の『フランス展2022』。

ご来場くださった皆さま、誠にありがとうございました!

フランス産天然ハチミツも、新商品のフランス伝統菓子も大変ご好評を頂けて嬉しかったです。インスタグラムへの投稿だったり、素敵な写真をシェアもしてくださったり、感謝の気持ちでいっぱいです。Merci beaucoup ♪

 

今回のフランス展では【ガレットデロワ用のフェーヴ(磁器製の飾り)】をご用意しました。こちらを展示していたのですが、ご来場の際には現物をご覧になっていただけたでしょうか。お気に入りのシリーズです。

Douceurs de fruits フェーヴ『甘いフルーツ』(10ピース)Prime社製

 

 

プロヴァンス銘菓『 Calisson カリソン 』&フェーヴ『甘いフルーツ』

 

今回は上のフェーヴのほかに『新商品』を沢山を取り揃えて参加させていただきまして、その中のひとつに、プロヴァンスの銘菓『 Calisson カリソン 』をご用意していました。

 

実は、そのフランス菓子「カリソン」と磁器製飾フェーヴ『甘いフルーツ』には、深いつながりがあった!

というお話をさせていただきます。さて、

 

 

プロヴァンス銘菓『 Calisson カリソン 』&フェーヴ『甘いフルーツ』
プロヴァンス銘菓『 Calisson カリソン 』

 

随分前になりますが、オーナーのizumiから 「『甘いフルーツ』シリーズは、プロヴァンスのフルーツコンフィ(砂糖漬け)に纏わるフェーヴだ」という話しは聞いていました。けれど、10個あるモチーフの中で「シュガーポット」や「王冠」などが一緒になっている理由がわからなくて…ちょっと不思議なままでした。

 

 

少し話が変わりますが、先日開催された【Table d'hôte 「フランス地方と食を愉しむⅢ Provence プロヴァンス 」】は『 Calisson カリソン 』についてでした。その中で、カリソンについて深堀りしながら製造の様子を映像でみる機会があったときに、フェーヴのひとつひとつの意味が明確に浮かびあがってきたんです! ”あっ!そういうことだったのか” と。

 

 

プロヴァンス銘菓『 Calisson カリソン 』&フェーヴ『甘いフルーツ』
ターブルドットZoom開催の様子。スライドやフランス語のビデオを使っての解説。

 

カリソンの原材料は、プロヴァンス産が特に美味しいとされているアーモンドと、果物の産地として名高い『 APT(アプト)』の特産品である「メロン」と「オレンジ」のフルーツコンフィ(果物の砂糖漬け)が欠かせないそうです。そして、

 

この『甘いフルーツ』のフェーヴに注目するとフルーツのモチーフは5つ。よ~く見ると、それぞれに果物の名前がプレートに書いてあります。

 

プロヴァンス銘菓『 Calisson カリソン 』&フェーヴ『甘いフルーツ』
プレートには特産フルーツの名前がフランス語で添えてあります。

 

そして、果物以外のフェーヴは、銅鍋とシュガーポット。

 

フルーツコンフィを作るときは、必ず銅鍋で煮詰めるそうです。熱いシロップに漬け込んで数日後にフルーツをいったん取り出して、シロップを煮詰めなおして糖度を上げてからまた漬け込むという作業を何度も繰り返しながら完成させていくそうです。

 

とても手間がかかっているから、プロヴァンス産のフルーツコンフィは高価なものになるのですね。納得!

 

実際に食べると、フルーツそのものの香りや味が閉じ込められていて、美味しさに感動すると聞いて、ただ甘いだけじゃないものだと知りました。

 

プロヴァンス銘菓『 Calisson カリソン 』&フェーヴ『甘いフルーツ』
銅鍋とシュガーポット

 

そして、残る2つが「ガレット・デ・ロワ」と「王冠」のフェーヴ。

 

 

私たちがよく目にするパイ生地の丸くて平たい「ガレット・デ・ロワ」と少し違う形をしています。

 

 

なんと、プロヴァンスのあたりで食べられている「ガレット・デ・ロワ」は、パイ生地ではなくブリオッシュ生地が主流なのだそうです。そして、そのフワフワ生地のガレットデロワの上には、飾りとして名産品のフルーツコンフィを飾ることが多いのだそうです。

 

だから、このふたつのフェーヴも欠かせないものだったんですね!とスッキリ♡

プロヴァンス銘菓『 Calisson カリソン 』&フェーヴ『甘いフルーツ』
ブリオッシュ生地のガレット・デ・ロワと王冠のフェーヴ

 

このフェーヴ『甘いフルーツ』のひとつひとつのモチーフについては、

弊社【La Ruche ラ・リュッシュ】のInstagram2021年の12月にizumiが1つずつ投稿しながら詳しく書いてあります。スクロールして、ぜひ探してご覧になって見て下さい。

 

私も改めて見直してみたら、余談で銅鍋の名前の違いまで書いてあって、そんな豆知識が面白く勉強になりました♪

 

こちらのフェーヴに限らず、当社でお取り扱いしているPrime社のフェーヴは1セットごとにテーマがあって、ひとつひとつがそのシリーズに纏わるモチーフで構成されているものです。だからバラ売りではなく、1シリーズごとの販売をおすすめさせて頂いています。

 

とてもこだわりのある精巧で美しい創りの中に、ちょっとユーモアもあって、フェーヴのデザイナー方々の「フェーヴへの愛」をひしひしと感じてしまいます。

 

フェーヴはオンラインストアでもお求め頂けます。全シリーズ、店舗「レザベイユ南青山」から出荷していますので、全て在庫してあります。店頭に飾っていないものも、実際に現物をご覧になっていただけますので、遠慮なくお声がけくださいね。

☞ Fèveフェーヴ

 

そして、いよいよ今週から店頭&オンラインストアでも新商品のフランス伝統菓子の販売をスタートしました!店舗のカフェ席でも召し上がっていただけるお菓子もありますので、是非お楽しみください♪

 

ご来店を、心よりお待ちしております。

 

 

プロヴァンス銘菓『 Calisson カリソン 』&フェーヴ『甘いフルーツ』
カリソンの箱入りは、パッケージもプロヴァンスらしさ満載♡

 

こちらも、

プロヴァンス産アーモンドの美味しさが光る銘菓♡

プロヴァンス銘菓『 Calisson カリソン 』&フェーヴ『甘いフルーツ』
フランスの地方菓子【 Croquants Provence クロカン・プロヴァンス 】

 

今回の新商品は、初めて尽くし!

ご一緒に、フランスをお愉しみください♪

プロヴァンス銘菓『 Calisson カリソン 』&フェーヴ『甘いフルーツ』
ハチミツが使われているフランスの伝統菓子 Nonetteノネット
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